DIARY

シールオンラインTCGサービス終了


オンラインカードゲームのタイトルの一つ、「シールオンラインTCG」
2008年2月29日をもってのサービス終了を発表しましたね。
きこうもりはオープンβの時代からやっていたので、正直サービス終了は悲しいお知らせでした。
ここ最近はイベントやアップデートなどもなく終了の感じは出てたみたいですが、
個人的には結構早くに終ってしまったなぁという感じです。

まぁ、私もオープンβの時からやっていたとは言え、
正確にはオープンβをやり、正式サービスが定額月額で始まってからはやらず、
そして、定額無料になってからまた少しやり始めて、また最近は全然やっていませんでした。
それなりにやっていた感想を書かせてもらえば、ゲームのルールとしては
詰め将棋風な濃密な計算が必要な部分もありそれなりに面白かったし、
GMさん達もユーザーさんにかなり近く頑張っていたと思いますが、
追加されていく新カードのバランスやゲーム展開のマンネリ化がどんどん魅力を下げていったという感じがします。
運営の方向性というか発展の仕方を間違えたというところでしょうか。

カードゲームを純粋にゲーム内容の面白さだけ(カードの絵柄などではなく)で判断している私としては、
ゲーム展開のマンネリ化、つまり、どれだけ対戦しても同じような展開にしかならないというところが、
一番つまらなくなる部分で、もう一度やりたいとは思えないところでした。

カードバランスが悪く、明らかに強カードがありそれを使われるとゲームに負けてしまうため、
デッキにそれ対策のカードを入れるか、それ自身を入れるかというような選択をしなければならず、
それらのデッキで戦うため、必然的にゲームの展開が似通ってきます。
また、ゲームのシステム的な流れとして、ゲームの展開を変えるターニングポイントがある程度限定されており、
そういった部分でしか勝敗が左右されないというのも面白くない点でした。
その他の部分の展開が勝敗に関係しないため、そういうところでの相手のデッキの差が、
まったくこちらに伝わってこないので、それもマンネリ化の重大な要因だったと思います。
まぁその問題がまた、そのポイント以外で流れを変えることができる強カードの誕生へと連鎖していたのですが。。。

そもそもデッキの枚数が32枚、―もっというとキャラカードを入れなくてはならないので、戦略的に使える部分としては28枚以下―、
という少なさもゲームの展開をつまらなくした要因ではないかと思います。
カードの枚数が少ないため、必然的にカード1枚の効果が大きくなり1枚でゲームの勝敗を左右したり、
デッキの回りがよいので事故が根本的に起こりにくく、デッキ調整の機微を感じられないようなところもありました。
当然そういったデッキの枚数なんてものは、カードゲームの根本的なもので、
カード1枚の効果の大きさなどとの調整も合わせてやっているでしょうから、
そうポンポン変えられるものでもないので、最初から間違っていたと言ってしまえばそれまでですが、
既存のルールはそのままに、ロングゲームなどとしてデッキ枚数を増やした対戦モードを用意してもと思っていました。

コンボもカードの1枚が大きいため、普通はあまり使えないが他のカード合わせれば効果が膨らむということではなく、
もともと強いカード同士を合わせれば、もっと強くなりゲームを支配できるというようなもので、
また、それをいろいろ組み込むようなデッキスペースもないため、
プレイング自体も徐々に面白くなっていっていたように感じます。

結局のところ言ってしまえば、もともとのゲームルールの設計が、その時点では面白く楽しめるものだったとしても、
その後のアップデートへの対応はまったくできないようなものだったということでしょうか。
そのことを運営が認識していたかどうかはわかりませんが、
根本のルールを変えるくらいの変更をしなければ改善されない問題を、
オンラインゲームという、つねに更新、変更が求められる開発形態の中では、
ゲームの魅力を保つようなアップデータを用意することができなかったのでしょう。

前にも書いていましたが、これで本当にオンラインカードゲームの世界は、
アルテイルオンリーになってしまうのでしょうか。o(´д`)oァーゥー
ミックスマスターCBが終了し、シールオンラインTCGも終了、
ラグナロクTCGもまったく更新なく、事実上終了状態(;´Д`)
アルテイルはアルテイルで、「King of Wands」なんて渋いところを持ってきましたし、元気ですよねぇ。

まぁ、キングオブワンズは「なつゲー」なんていう大元のサイト自体が消滅してしまうようなところで展開されていたので、
キングオブワンズの運営も残念なことになっていて終了してましたね。
内容的には面白かったので個人的には期待してますが、
これもシールオンラインTCGと同じく魅力的な更新がしにくいような内容なので、
今回アルテイルネットの1コンテンツとして取り込まれて、どういうような変更を加え、
これからどのような開発をしていくのかが、心配です。
逆に、そこで魅了的な将来性が見えてくるようならば、またやってみたいなと思うのですが、
、、、どうでしょうね。

まぁ、オンラインカードゲームコンテンツはいろいろと持続的な運営、開発が大変そうですねぇ。。。
2007年12月08日(土) No.178 (ゲーム)
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