イベント - 第1回公式大会

2011年7月16日に「WORLFARD」初の公式大会が開催されました。

デッキ解説は開催日時点のルール・環境・カードパラメーターの中での話のため、一部現在の状況と食い違う内容もありますので、ご注意ください。また、この時は同名カードの枚数制限が4枚であったため、現在はこれらのデッキリストをそのまま使用することはできません。

大会概要

  • 開催日:2011年7月16日
  • 大会形式:シングル・イリミネーション
  • 試合形式:準決勝まで1本先取、決勝のみ2本先取
  • 参加登録者数:11名(1名欠席)
  • 使用クライアント:Ver.0.8.3

結果

  • 優勝:お茶
  • 準優勝:asimo
  • 第3位:hatimoku

大会動画

決勝戦と3位決定戦の対戦動画(ニコニコ動画)

上位者デッキ解説

お茶

デッキリスト
火速攻ビートダウン (40)
ユニット (30)スペル (10)
4スティックドール4スカーレットエイサー
4グレースバード1悪魔との契約
4原初の光1リサイクルサークル
4ファラオマウ4シャウト
4モーンクレマイン
4クロックドゥール
4Hヘファイストス
1Hバイアティス
1H光剣のクラウソラス
[lX1Y00112000Y0Nk5004@l@o0U00K00t0061X00e0r]
コンセプト

低コストのユニットで相手よりも先にユニットを展開し、妨害されにくい序盤の間に大ダメージを与え、圧倒する。
終盤ではハートの大型ユニットを使って止めを刺しにいったり、悪魔との契約を使うこともできる。

動かし方

1ターン目は、コスト無しで召喚できる原初の光や、LV1のユニットを召喚する。2ターン目は、モーンクレマインを召喚し、原初の光やファラオマウのタワースキル、シャウト、スカーレットエイサーなどを駆使しSTRを強化して、相手のライフにダメージを与える。

中盤以降は、中央にクロックドゥールのタワーを作り、ハートの各種大型ユニットでの奇襲や、低コストユニットで相手ユニットのブロックの阻止するなどして、相手のライフにダメージを与える。

各カードの採用理由
  • ヘファイストス
    重くないLV4かつ、墓地にあるスカーレットエイサーを回収できるため。また、それ1枚でSTR6まで上がるのも良い。
  • バイアティス
    クロックドゥールのタワーと『恐怖』の相性が良いため。自身も高めのSTRとVITを持っているのも良い。
    ハートにバイアティスがあると、相手はクロックドゥールのタワーの正面にはAGI1以上のユニットが出し難くなり、横にユニットを置くことになるため、高AGIのスティックドールや原初の光がプレイヤーにダメージを与えやすくなる。また、相手のAGI1以上のユニットの正面に出すことで相手のターンにブレイクすることを強要できるので、自身だけでなく他のユニットでもプレイヤーにダメージを与えやすくなる。
  • 光剣のクラウソラス
    攻撃時の能力で攻撃がプレイヤーに与えやすく、LV2以下のスペルがデッキからサーチできるため。STRも4と高めで良い。
ハート

手札消費が激しく、ドローソースに乏しいため、中盤から手札にユニットが無いことが多くなってしまう。そのため、序盤は使えないが中盤以降にフィニッシャーになりやすい高STRや能力持ちのユニットをハートに採用している。

asimo

デッキリスト
光コントロール (41)
ユニット (21)スペル (20)
4原初の光1スロウファイア
2セキュリティビット1スカーレットエイサー
2ミストコート1解呪ーディスエンチャント
2グリグリ1地殻変動
4ポリゴナム・オーベルティー1H時送空転
1吼天狐センレイ1リサイクルサークル
2時空庫アーカイバ1翼骨のブーメラン
4光剣のクラウソラス4パニッシュスタン
3机上の血路
1ライトニング
2天罰―ディバインスカージ
1H輝魂―ブレイブ
2Hネクロマンシー
[kYX020@kY10003@k6CjUUa00o005l008ID1v80u090s0@EFj2o0A]
コンセプト

パニッシュスタンのタワー効果で相手の行動を阻害しながら、光剣のクラウソラスによるコントロールを行い、手札補充のアドバンテージを活かす。

動かし方

序盤は相手の動きやデッキを予測し光剣のクラウソラスに繋げる下準備を行う。相手のキーパーのブレイクを見たらパニッシュスタンのタワーですかさず麻痺を狙う。

中盤は序盤の動きに加え自分の手札の状況を見て動く。光剣のクラウソラスが手札にあれば序盤からの流れのまま光剣のクラウソラス召喚とパニッシュスタンのタワーで場を整え攻めきる。無ければポリゴナム・オーベルティー等の代替ユニットや天罰―ディバインスカージ、パニッシュスタン等で場をつなぐことを意識する。アドバンテージがあるなら攻めても構わない。

終盤は光剣のクラウソラスが居なければ相手に押し切られることを覚悟しなければならない。光ユニットは総じてパワー不足で時間をかけすぎると相手が簡単に立ち直ってしまう。そのため、序盤をコントロールし、中盤に攻めきれるように意識したい。

各カードの採用理由
  • 光剣のクラウソラス
    現在の光デッキは彼が居ないと始まらない。全ユニット中でも屈指の性能を誇るので、理由が無ければ4積み確定。
  • パニッシュスタン
    このデッキの看板を背負って立つカード。タワーでの使用がメインだが、スペルとして使用しても優秀な効果を発揮する。光ユニットが多いのでこのカードでサポート。
  • ポリゴナム・オーベルティー
    何かと頼りになるユニット。正面のユニットを光に変える効果は地味に見えるがかなり強力。2枚あれば同タワー上に召喚し、正面のユニットを受けきるといったことも可能。『飛翔2』による攻撃範囲も魅力。
  • 天罰―ディバインスカージ
    カードパワーに劣る光では大型の除去にこのカードが一役買う。

LV2以下のスペルは光剣のクラウソラスでサーチすることで、各局面で最大限の力を発揮させることができる。その他のカードも縁の下の力持ち的存在であり、どのカードも欠かすことができない。

ハート

各ハートはデッキとの相性と汎用性を重視。机上の血路で墓地に落とし、時空庫アーカイバのスキルのコストとしたり、リサイクルサークルによる再利用を狙う。直接使っても問題なく、状況によりどう使うかを判断する。

hatimoku

デッキリスト
勇者軸コントロール (40)
ユニット (21)スペル (19)
4ファラオマウ1スロウファイア
2デュランダル3Hスカーレットエイサー
3ホワイトナイト1地殻変動
2グリグリ3Hクリスタルアーマー
4ヘファイストス1リサイクルサークル
2ジャックオランタン2H翼骨のブーメラン
4光剣のクラウソラス2ボリスティックウェーブ
4机上の血路
2アクティベーション
[lYYX3100@h0Y10401TkC500U50C@40D0300vq0090c0Y0gcs1m0)]
コンセプト

机上の血路のドロー加速から、ヘファイストスに武具を付け高STRにしたり、光剣のクラウソラスなどで殴る。

動かし方

序盤はLV1ユニットが居ない為、適時タワーを置く。相手が速攻系だった場合は、各種低LVカードで耐える。それ以外の場合、多少のダメージは気にせずに机上の血路でドローを狙う。

中盤はヘファイストスの召喚を行う。机上の血路によって落とした武具をその能力によって手札に加え、直ぐにヘファイストスに装備する。直ぐに装備できそうになければ、他のユニットを出してでもコストがたまるのを待つ。

終盤は光剣のクラウソラスを召喚し、それぞれの場面で必要なカードを引いてくる。またジャックオランタンがいる場合は、翼骨のブーメランを持ってきて、ボードコントロールを行う。

各カードの採用理由
  • ヘファイストス
    武具系のスペルでの強化と、コストの安さが魅力。氷塊の足枷を無効化できるのも大きい。召喚したターンに破壊されても、次のターンにタワーセットとソウル使用で光剣のクラウソラスを召喚できるためそれだけでも十分価値はある。いつ引いて来てもその墓地の回収能力によって腐りにくいのが大きい。
  • 光剣のクラウソラス
    最強ユニット。特別なデッキでない限り4積みで問題ないレベル。普通にウィニーの最終兵器として入れてもよい。そのサーチ能力は状況に応じて色々なカードを持ってこれるのでまさに切り札といえる。
  • ジャックオランタン
    このユニットが場にいるだけでチャンプブロックがしにくくなるため、攻撃ユニットが限られているこのデッキにとってはかなりの助けとなる。翼骨のブーメラン、ヘファイストスで回収したスカーレットエイサー、光剣のクラウソラスでサーチしたスロウファイア、机上の血路でドローしつつのユニット除去など、さまざまな相性のよいカードがある。
  • アクティベーション
    対パニッシュスタンタワー用。普通に攻撃できるユニットが少なく、かつ1体が大型になるこのデッキでは相性はよい。
ハート

ハートは机上の血路で落とすため、武具にしている。ハートの使用のためにソウルを溜めておくと、裏切り―ダブルクロスを考えると怖いため、溜まれば直ぐに使用できるカードを採用している。


敬称は省略させていただきました。