入門ガイド - デッキを作ってみよう(1)

「WORLFARD」には初期デッキがいくつか同梱されていますが、全て第1章のカードのみで作られていますので、これだけでは十分に「WORLFARD」の世界を堪能することはできません。様々なカードを組み合わせてオリジナルのデッキを作ってみましょう。

デッキ構築のルール

デッキを構築するには以下のルールを守らなければなりません。

  • デッキの枚数は40枚以上60枚以下で構築します。
  • 同じ名前のカードは最大3枚まで入れることができます。
  • ハートカードは必ず3枚で、別々の種類のカードを指定しなければなりません。

デッキ構築の方針

上記のルールさえ守ればデッキは自由に構築できますが、以下のような方針を取ると構築しやすいでしょう。

1.特定の好きなカードを軸にしてデッキを作る

「このカード!」というお気に入りの1枚が見つかった時は、そのカードを中心にしてデッキを作っていくとよいでしょう。そのカードを活かすためのカードや相性の良いカードを足していくことで、デッキが自然と出来上がっていきます。

2.戦い方や勝ち方を決めてからデッキを作る

相手のデッキ切れを狙ったり、相手のユニットを無視して直接相手のライフを狙うなど戦法を先に決めて、それを達成するためのカードを集めていく方法です。どういう戦い方がいいか、またその戦い方のためにはどんなカードが役に立つのか、ある程度の知識や経験が必要になりますので、ゲームに慣れてきたなら、こういう方法もいいでしょう。

3.使用するカードの属性を決めてデッキを作る

まず使う属性を決めて、その中からカードを選んでデッキを作る方法です。属性が同じカードでデッキを作ると、タワーからの属性効果やハートが使い易くなります。また、属性を1つに絞るとカードプールが6分の1になるため、全体のカードの能力をあまり把握できていない初心者の方でもデッキが組みやすいでしょう。

というわけで、今回は3番のあまりカードを知らなくても組みやすい、属性を決めてのデッキ構築を行なってみましょう。

各属性の特徴

まずは使う属性を決める前に、各属性がそれぞれどのような特徴を持っているかを見てみましょう。

火属性

「烈火の如き猛攻、大炎が全てを焼き尽くす」

攻撃力を上げたり、ダメージを与えたりすることが得意で、高い攻撃力を持っているのが特徴です。低レベルに優秀なカードが多く、召喚後即座に攻撃する能力など、素早くゲームを終わらせようと攻め立てる属性です。但し、防御力は低めで消費も激しいため、長期戦が苦手な一面もあります。

小難しいことは考えずに、とにかくガンガン攻める事が好きな人にオススメです。

代表的なカード
クロックドゥール 「AS- 5 クロックドゥール」
後続のユニットを即座に攻撃できるようにすることができるカード。烈火の如き攻めこそが火属性の持ち味。
スカーレットエイサー 「AS-10 スカーレットエイサー」
自分に使えば火力アップ、相手に使えば除去と、低レベルで非常に便利な火属性を体現するかのようなカード。

水属性

「静穏なる水の浸食、氾濫した濁流を止める術は無い」

高い耐久力を持ち、ライフを回復したり、相手を弱体化させるなど守備に長ける属性です。素早くタワーを増やすことができ、高レベルに優秀なカードが多いため、長期戦でこそその本領を発揮します。しかし、動き出すまでに時間が掛かるため、短期決戦では十分な力を発揮できないこともあります。

自分に有利な状況を築きながら、じっくり腰を据えて戦う事が好きな人にオススメです。

代表的なカード
ヴォジャノーイ 「AS-17 ヴォジャノーイ」
序盤はタワースキルで耐久力を底上げ。準備が整えば圧倒的な破壊力を見せつけることができる。水属性の基盤となりえる1枚。
アシッドレイン 「CW-19 アシッドレイン」
相手のユニットをまとめて弱体化させることができる1枚。相手の攻撃力と防御力を下げるため、安全にじっくりと料理することができる。

風属性

「変幻自在の風の流れ、絶え間無き暴風が全てを切り刻む」

素早さが高く、汎用性の高い便利なショートスペルが多いため、柔軟で臨機応変に戦うことができる属性です。ドロー能力に長け、豊富な手札から繰り出される連打が持ち味です。しかし、非常に打たれ弱く、カード1枚1枚のパワーは低めのため、単純な殴り合いは苦手です。

複数のカードを組み合わせることで真価が発揮されるため、コンボ好きな人にオススメです。

代表的なカード
風呼びカレタ 「AS-24 風呼びカレタ」
ただユニットを動かすだけだが、相手のユニットからタワーの影響を外したり、自分のユニットを攻撃しやすい場所に移し替えたりと、その応用力はなかなかのもの。
ライトニング 「CW-28 ライトニング」
1体に2点、2体に1点と2点、1体に3点と三通りもの使い方ができる1枚。相手のユニットに合わせたり、攻守に使い分けることもできる便利なカード。

地属性

「雄大なる緑の大地、命の奔流が全てを押し潰す」

ユニットの単純な攻撃力や耐久力が高く、強化手段も豊富に持つ属性です。多くのユニットを展開することが得意で、圧倒的なユニットによる力押しが最大のストロングポイントです。しかし、相手に干渉する手段は限られており、対応能力は低いため、力押しが通じない相手には手も足もでない場合があります。

強力なユニットを並べて、問答無用で相手を押し潰したい人にオススメです。

代表的なカード
群集の長ガネーシャ 「BH-37 群集の長ガネーシャ」
自分のユニット全体を強化することができる1枚。ユニットを多く並べればその効果はより大きくなっていく。
最後の楽園 「BH-40 最後の楽園」
ユニットを出せば出すほど出しやすくなる、まさにユニットを大量に並べるためのカード。数の暴力で相手を押し潰す。

光属性

「未来をも照らし出す光、あらゆるものに厳然たる秩序を」

平均的でバランスの良いステータスを持ち、スペルの扱いに長ける属性です。相手の行動を妨害する能力と、デッキ操作やサーチなどが得意なため、安定した戦い方が可能です。しかし、突出した部分が無く、一旦劣勢に回ってしまうとそれを覆すことが困難であったりします。

相手の可能性は抑えつつ、自分の可能性は最大限引き出す。勝負に安定性を求めるタイプの人にオススメです。

代表的なカード
光剣のクラウソラス 「BH-46 光剣のクラウソラス」
サーチ能力でその場面で最も有効なカードを持ってくることができる。さらに相手のブロッカーを機能させずに攻撃することもできる優秀なユニット。
パニッシュスタン 「AS-50 パニッシュスタン」
ダメージを与えつつ、相手の行動も妨害する。タワースキルの麻痺能力はうまく使えば相手を封殺することもできるカード。

闇属性

「死臭漂う闇の底、不解の混沌が理すら破壊する」

ユニットの除去やソウルを扱うことが得意な属性です。1枚1枚のカードが個性的で、バリエーションも豊富、それぞれが大きな力を秘めています。但し、癖の強いカードが多く、何らかの代償を必要としたりと、振れ幅が大きいため安定性に難があります。

癖は強いが、巧く使いこなせば絶大な力を発揮する。勝負に楽しさを求めるタイプの人にオススメです。

代表的なカード
屍揮妃マリーネット 「BH-56 屍揮妃マリーネット」
1枚でユニット3体分になる可能性を持つカード。それ相応の代償と下準備が必要で、使いこなすには技術が必要か。
ネクロマンシー 「AS-60 ネクロマンシー」
ソウルのユニットを蘇生させるスペル。高レベルのユニットもコストを無視して、即座に出して攻撃させることが可能。
使ってみたい属性は見つかりましたでしょうか?それでは今回はここまでで、次回デッキを作っていきます。
デッキを作ってみよう(2)